スモールステップで物理を一から勉強。 電気通信大 法政 合格!
「受かりましたよ。」
いつもクールであまり感情を表に出さない増井が、少しだけ興奮していた。電気通信大学合格!それが興奮の理由だった。
情報通信に関連した仕事につきたい。それが増井の当初からの目標だった。その目標を達成すべく、まだ寒さの残る去年3月、増井は東進衛星予備校前橋駅前校の門を叩いた。
「あまり、まよわなかったです。」増井は語る。「担任がしっかり指導してくれる予備校だというのが大きかったです。」「経済的な面や勉強時間の確保をかんがえると、家から近い、のは合格の絶対条件と思いました。」群馬県内にいくつかある予備校の中で東進の前橋駅前校を選んだ理由を聞くと増井はそう答えた。
ただ、そこにはもうひとつ理由があった。それは他の予備校と違い自分にあった授業を選べる点 だった。「自分で講座を選べる事と、自分の理解に応じて進められる点ははずせなかったです。」実は増井は情報通信学部を希望しているにもかかわらず、現役 時は理科が生物選択だったのだ。生物で一定の点数は取れつつも、何か違うと感じていた。「生物はやっていて面白くない。何か違う。物理を一からやりたいと思って。入学面談のとき東進なら大丈夫と言われて、これだ!と思いました。」
そ う考えた増井は東進の本科生として物理を一から勉強することに決めた。それが出来たのも自分で講座を自由に選べる東進の仕組みがあってこそ、だった。他の 予備校ではコースが決まっていてなかなか自分にあったカリキュラムが組めない。自分で見つけた場所で、自分で道を切り開く。増井らしい考え方だった。
校舎では朝、夕のHRがあるから、自分のペースを維持しつつ、一日のスケジュール管理がしっかりできる。担任との面談で、時間割を決めて、納得のいくまで受講する。疑問点は遠慮なく、担任にぶつけた。どんな疑問点、質問も聞いて、答えてくれる、担任の存在は大きかった。
彼が続けられた理由がもうひとつあった。増井に聞いてみた。「やっぱり一緒に勉強した本科の友人たちと勉強法をアドバイスしてくれた先生のおかげです。」一人だと心が折れそうになる受験勉強、増井は一人ではなかった。いつも共に勉強に励む友人たちとそれをサポートする担任、そしてそれを見守ってくれる両親の存在が大きかったと増井は言う。
いつも開校時間ぎりぎりいっぱいまで友人と勉強をし続けた増井。受験という高い壁を乗り越えただけでなく、人間としてもこの一年間で大きく成長したに違いない。
大学合格をはたした増井に次の目標を聞いてみた。「いやーまだわかんないですよ。とりあえず学校の授業をきちんと聞いて単位落とさないことかな。」相変わらずクールに語る増井だったが、その表情にはこの一年で得た、確かな自信と充実感があふれていた。